2014年7月8日火曜日

Who knows? といえば、気軽に相手の意見に対抗できる

こころをつなぐ英会話メルマガ

こんにちは。山久瀬洋二(やまくせようじ)です。

英語での意思疎通の最大の阻害要因は、文化の違いに起因しています。私は、文化の異なる人々と相互に理解を深めるため、「異文化ビジネスコンサルテーション」を行っています。

このメルマガでは、単なる英語力の向上だけでなく、伝わる英語のエッセンスをお伝え出来ればと思っています。

今日の目次です。

1.英語で一言
~Who knows? といえば、気軽に相手の意見に対抗できる~

2.Twitterえーわー!
二カ国語で同じ意味を同時tweet!

3.山久瀬洋二お薦めの一冊
~まるごとNEW YORKリスニング~

では、始まりです。

 1.英語で一言

異文化摩擦を防ぎ、より良いコミュニケーションのための英語表現のヒントをお伝えします。

今週のテーマは、

「Who knows? と言えば、気軽に相手の意見に対抗できる」

です。



英語では、自分の意見をはっきりいえとよくいわれます。

特に、意見が異なるときは、ちゃんとその旨を相手に伝えよともいわれます。

でも、生まれたときから、人の気持ちを考え、他の人との和を大切にと教え込まれてきた日本人には、そうはいわれても、心理的に「私はあなたの考えには反対です」などとは面と向かってはいえないものです。

しかし、英語表現の中には、直截に No といわずに、うまく相手と異なる意見を述べることができるのです。

その一例が、Who knows? という表現です。

例えば、ある人が、

Tokyo is safe. I don’t think you will have a problem.
(東京は安全だから、何も面倒なことはないと思うよ)

と誰かが言ったとします。

これに反対意見があれば、

I don’t think so. といえばいいのですが、それは直接すぎますよね。

そこで、Who knows? です。

つまり、「そうともいえないよ」と、マイルドに相手の意見に反対するわけです。

ただ、Who knows? といったあと、反対した理由を明快に語るに足る事例をつけることが大切です。

I think this project is perfect. Don’t worry.
(この計画は完璧だよ。心配するなって)

Who knows? For example, there is a proverb saying even monkeys fall from trees.
(わかったもんじゃないよ。猿も木から落ちるって諺があるじゃないか)

このように、Who knows? という表現は、カジュアルに、しかも気軽に相手の意見に対応できます。

英語で話すときは、自分の考えや意見を明快にするべきというのは確かに事実です。

でも、だからといって、いつも強い言葉で No と言ってばかりというのは余りおすすめではありません。

こうした、簡単で洒脱な表現をちょっと覚えておけば、相手と楽しく話しながら、異なる意見を主張できるというわけです。


バックナンバー(山久瀬洋二ブログ)

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 2.Twitterえーわー!

毎日、英語と日本語で同じことをつぶやいてます。
間違いやすい英話や異文化コミュケーションのコツをお伝えしています。
中でもリツイートやお気に入りの多かったtweetをご紹介します。

【英語tweet】

Japanese like to apologize. However, it isn’t recommendable to say sorry without saying the reason. Say sorry for only what you did wrongly.

【日本語tweet】

欧米の人は謝らないといわれます。確かに、日本人はその場を和ませるためにもよく謝ります。英語で謝るとき、sorry とだけいうのはまずいです。Sorry for-と言って、実際に悪いことをしたことのみに限って謝りましょう。何故謝っているのか明解に伝えてお詫びすればいいのです。


山久瀬洋二twitter はこちら

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 3.山久瀬洋二お薦めの一冊

今週のお薦めは、

「まるごとNEW YORKリスニング」

です。

これが聴けたらネイティブ級!

手加減なしのNY生音源でリスニング力を鍛えましょう!

実際の英会話の場面では、雑音が入りますし、正確でない文法も多く出てきます。

教科書に載っているような「お手本」音声ではありません。

本書で、本場ニューヨークの英語にチャレンジしよう!!

NY現地取材を敢行したライヴ録音、教科書とはまるで違うナマの迫力、「結婚式の誓い」から「銀行の両替」まで、バラエティに富んだ内容です。

スタジオでの再録音も付いているから確認できるナマの英語を聴きとるための「黄金法則」を掲載しています。

まるごとNEW YORKリスニング
著者:デイビッド・セイン
価格:1,728円


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今回は、ここまでです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
今週の「心をつなぐ英会話メルマガ」如何でしたか?

皆様のご意見・ご感想、ご質問・ご批判、お待ちしています。

See you next week !
また、読んでくださいねー。
さよならー。

発行者 山久瀬洋二
公式ブログ http://yamakuseyoji.com/
ご意見・ご感想等、お待ちしてます。
Email yamakuseyoji@gmail.com

山久瀬洋二の執筆活動

・異文化摩擦を解消する英語ビジネスコミュニケーション術

・英語で聞く世界を変えた女性のことば

・日本人が誤解される100の言動

・英語で読むスティーブ・ジョブズ

・気がつけばバイリンガル 英語日和

他多数


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